2011年9月3日土曜日

イセヒカリ水稲日記〜初めてのなんちゃって稲作


0日目 平成23年5月7日(日) 栽培開始

発泡スチロールのパッド(食品の入れ物だったもの)2つに、約50粒づつくらい、イセヒカリの種籾を入れ、水を注いで芽出しを始める。
水は毎日捨てて新しい水に入れ替えます。
パッドの置き場所は自分の部屋の窓の近く。太陽の光が午後からずっと入る場所です。
この日、近所のホタルの里から、バケツ4つ分の土を取ってきました。

4日目 平成23年5月11日(木) 芽が出て来た


一つか二つ、籾殻を割って芽が出てきました。
もう少し芽が出そろったらバケツに植えます。
明日か明後日か。





5日目 平成23年5月12日(金) たくさん芽が出て来た


だいぶ長く芽が出てきました。
そろそろ植えなければ。




今日の時点で芽が出た数。
パッドの手前側が芽が出た籾。
だいたい全体の2/5というところ。




7日目 平成23年5月14日 植え付け

20粒ほどを一杯のバケツに植えました。


8日目 平成23年5月15日 植え付け

20粒ほどを一杯のバケツに植えました。
バケツには水をひたひたにしてます。
毎日水を入れないとダメですね。
3〜5日程度で葉っぱが出てくるようです。
楽しみです。

22日目 平成23年5月29日 稲が出てきた

ここまで2週間もかかっています。
日当りの悪さはいかんともしがたいですね。
それでもまばらに稲が出てきました。
今年は長い梅雨になるのか。
太陽の光がもっともっと欲しいです。


23日目 平成23年5月30日 相変わらずかな

こんなバケツが2つあるわけですが、どちらも10本くらいの稲が伸びてきています。
写真だとよくわかりませんが。
天気が良くなればぐぐーーんと伸びるんでしょうか?


26日目 平成23年6月2日 伸びてきたけどまだまだ




31日目 平成23年6月7日 こんなペースなのかな

だいぶ伸びてきました。
植え替えをまでは、まだまだ時間がかかりそう。



33日目 平成23年6月9日 かわりばえしない?


少し増えてきてるような気がしますが。
のんびりやりましょうかね!




38日目 平成23年6月14日 かわりばえしない?







日当りの悪い場所なのが可哀想です。
ほんの少し伸びました。
このバケツが2つ。
どちらも同じくらいの育ち方です。



60日目 平成23年7月6日(水) 日当りのいい場所にバケツを移動

一度元気がなくなったイセヒカリ。
日当りのいい場所がやった確保できたのでバケツを移動しました。
バケツを移動して新しい水を入れてやったら元気が回復。


そろそろ他のバケツに土を用意して植え替えます。
田んぼを見ると稲と稲の間隔は20cmぐらいでしょうか?
バケツだとせいぜい2つ稲を植えるのが精一杯かな?
バケツはこれを含めて全部で8つあります。

水は飲用不可だと役所に言われた井戸水を竹炭で浄水したものを使っています。
竹炭には還元作用というのがあるらしく、太陽の光などのエネルギーを与えると、吸着したものを吐き出すとか。
なので、定期的に日光にさらして使っています。


70日目 平成23年7月16日(日) 植え替え

あんまり窮屈だといけないかなと思って、バケツ8杯に稲を分けました。
バケツの下まで手を突っ込んで、そーっと稲をすくいましたが、時々根をブチブチっとやってしまうので、非常にゆっくりとした慎重な作業でした。


84日目 平成23年7月30日(土) 植え替え後、少し育った

うちのは少し育ちが遅いですね。
日当りが悪い場所に長く置き過ぎました。後悔しても仕方ないので、来年のための勉強だったと思って、のんびりやります。




二週間前から比べればだいぶ育ってきてますが。


94日目 平成23年8月9日(土) だいぶ伸びてきた

1つだけ枯れてしまったバケツがあります。
理由はわかりません。
残りの7つは元気です。



104日目 平成23年8月29日(火) 遂に出穂!

3つのバケツで出穂を確認しました。



106日目 平成23年8月31日 出揃った!


枯れてしまったバケツ一つを除いて全ての稲から出穂を確認しました。
いくつもの稲穂が出ています。
朝起きて穂を見ていると爽やかな気分になれます。
住宅街にある狭い庭の稲穂。
神田で見つかったと言われるイセヒカリが力強く育っている光景。
なんとも言えません。





109日目 平成23年9月3日 出揃った!

枯れてしまったバケツが一つ。そう思って諦めていたらなんと復活。
イセヒカリの方が僕より頑張り屋さんだったようです。


これで8つのバケツ水稲すべてが出穂。
毎朝毎晩稲穂を眺めてはありがたいやら嬉しいやら、ニンマリしています。

外のバケツの稲穂もものすごい勢いで出てきてます。


このバケツ水稲で使っている土は三島の某所からいただいてきた、あまり栄養がなさそうな土と、近所の里山から集めてきた土です。
追肥や特別な処置をせずに、ただ籾を植えて水を絶やさず太陽の光が当たる場所に置いてあるだけ。
米というのは逞しい作物ですね。
日々感動です。

平成23年10月1日(土)

米の逞しさに感動した矢先ですが、病気にかかってしまいました。
ほぼ全滅。いくつかの株は元気ですが、それもどうなることやら。
病気の症状は稲の茎からポッキリと折れて白化するというもの。



原因をいろいろた考えてみましたが、もっとも怪しいと思われるのは日照不足と水。
成長盛りの一時期日当りの悪い場所に置いていたことと井戸水です。
井戸水は簡易水質検査をしてみて、それほどひどい状況ではないので、やはり日照不足が大きな原因だったのではないかと思っています。

折角分けていただいたイセヒカリですが、申し訳ない結果になってしまいました。残念です。来年はもっと気を配って栽培したいと思います。


今年は栽培を諦め、刈り取った稲は乾燥させた後に発酵させて土に返そうと思います。

稲作についてはいろいろな方にお世話になりました。ありがとうございました。